art of tida 宮古島から太陽の恵みのおすそわけ

入学シーズンですね。
ここ宮古島では、小学校の入学祝は盛大です。
島外に送り出す場合も多のでさもありなん、
という高校卒業と同じくらいに。

新入学の子供がいる家庭では当日夜にお祝いを催す家も多く、
家族だけでなく、親戚一族や両親の友人から同級生、
果ては職場の部下同僚まで招いての
（結果的に）大宴会になることもしばしば。
当の子供は、眠い目をこすりながら、
次から次へと訪れるお父さんのお友達？の座で挨拶する姿も。

あさって入学式というご家庭の“お祝い返し”のご依頼を受けました。
時節柄という理由からではなく、常にシンプルにいきたい、という
ご両親のポリシーから、豪華な品より心のこもったお返しを、と。



「いつも　おうえんを　ありがとうございます
わたしは　おおきくなったら　・・・　」

本人自筆になる「おれい」状があまりにかわいらしくて
一枚一枚畳んで入れて、の作業も温かな気持ちになります。

親戚でもないのにおばさんたら目がうるうるっときてしまったほどだから、
生まれたときから本人を知る大人たちは皆、感慨深いでしょうね。

こうやって地域に温かく見守られて
宮古の子供たちは成長してゆくんだね。

だから大きくなっても悪いことなんか、できないんだよ！