2008年09月14日

Posted by art of tida
at 23:59
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愛しゃ宮古島・宮古ひと

マストリャー

旧暦8月15日。十五夜の晩、
野原(のばる・集落名)では今年も
伝統の踊りが奉納されました。

満月が頭上に昇った10時過ぎごろ
4ヶ所(枡元)で祝いの酒をひっかけてきた男衆が
鐘を打ち鳴らし、掛け声をかけながら公民館広場に集結。

マストリャー





勇ましい掛け声とダイナミックな動きの棒踊り。
マストリャー
いつも野菜でお世話になってる兄さんも、
普段見慣れた(作業着)姿とは打って変わって
カッコイイ琉球男児に変身してました!

男衆の後ろには、女踊りの列。
マストリャー
長老(?)とおぼしき方々が先導するだけあって、
(平良あたりで見慣れたクイチャーと全く雰囲気が違い)静かでたおやか。
そしてクバ扇と四つ竹のみで表現するシンプルな踊り。

沖縄民謡といえば、三線の音色&太鼓のリズム(=首里王朝系)に
慣れてしまっている私たちにとって、

笛と鐘と四つ竹だけの単調なリズムに、男衆の荒々しい掛け声、
それに突然加わった女性の独唱のみで踊りが展開していくさまは、
うっかり異次元空間にはまってしまったかの印象。

そう、いにしえの宮古(みゃーく)。

踊る人たちより観衆の方が少ない、
という状況もそれに輪をかけていました。

帰路、5分で空港(市街地)まで戻ってきてしまったのも、
何だか狐につままれた感覚。

あいにくの台風13号(台湾まで抜けたのにUターンしてくるなんて!)で
吹き飛ぶような雲の向こうにかすかに覗いていた満月を見上げながら、

深いなぁ・・・宮古島。







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