崖っぷちのユリ

art of tida

2006年04月07日 00:00


春トマトのサルサ。
今週は製造の仕切りなおしということで
原料のお願いと引き取りに、農家さんを渡り歩きました。

そしてきのう、
新たに供給元になってくださった古波蔵さん(南風)の
トマト40㌔でサルサ120本余が仕上がりました。
会心の出来!

なのに一方で、
滅菌処理の落とし穴に
またはまってしまいましたー(泣)。

ようやくフーチバ・ペーストの最善策を見出すことができ
(穴から這い出た)ところだったので、正直、ガックリです。
「スローフードなどと言われる食品は、そもそも加工品製造の理屈とは相反するものなのです」

商品製造に関するアドバイザーの先生は、
相談の電話の冒頭にまずおっしゃいました。

地元で食べてこそ価値のあるフレッシュな素材やその料理を、
遠くに持っていけるように、保存可能にしようとすることに無理がある。
でも、それをやりたいのがアートオブティダなんだ。

これから世に出そうとしている製品の安全性への不信を招いてはいけないので
中途半端な解説はここでは控えますが、
ただ、食品をつくる者の責任として、安心の提供は基本中の基本。
この新たな壁にも、全力でチャレンジするのみです。

おととい、友人を案内して東平安名崎を訪ねたら、
テッポウユリが咲き乱れていました。
すっかり忘れていたけれど、この季節だったんだ。。。

崖っぷちのユリに、妙に共感する今日この頃です。
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